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竿の角度は腰の部分が常に道糸と90度になるように

最近またまたコロナ第3波といわれる波が押し寄せてきています。

これからの時期はその他のウイルスでも感染しやすい時期にはなります。

どうか皆様お気をつけて、自身の基礎体力をしっかりと崩さないようにお過ごしください。

 

では、ウイルスにも打ち勝つパワーを持っていそうな会長。

栄養価が最も高い時期の旬な美味しい食材をしっかり食べ、釣りに行って体を動かし、タバコをスパスパ吸い、お酒をがぶがぶ飲み、朝まで眠ることなくしっかりと健康を維持されております。

さて今回はグレに限らず、青物でもなんでも、竿を扱う上での基本講座です。

前回は釣りをする上での気合い一発!入れてもらいました。

前回のブログはこちらをクリック!

今回はそれに続く形で釣り講座始めますよ~!竿を扱う上での基本中の基本。

でもとても大事な事です。では、始めましょう!


「魚が遠ければ立てて、近づけば寝かせる」

 

 

○海を見るな、竿を見ろ

 

魚に負けて竿を引き倒されることをノサれるという。

伸(の)すという言葉には、平らに広げるとか、なぐって倒すという意味があるから、多分そこから来たものだろう。

実際、ノサれると、大方は糸が切れて釣人が負ける。

では、なぜノサれると糸が切れるのか。逆に竿が立っていれば、なせ糸は切れないのか。

これは簡単にわかる。ノサれると竿の弾力が生かせない。だから、糸を引っ張り合うことになり、細い糸の強度だけでは持ちこたえきれず、切れてしまうのだ。

さらに重ねて尋ねよう。

竿の弾力がそれだけ重要と分かっているのなら、それを100%生かしきっているだろうか。

前回ではこう書いた。

本人は一生懸命竿を立てているつもりなのだろうが、横で見ているとまったく弾力を生かしてないーと。

竿の角度は、正面から見ると非常に分かりにくい。ましてや、魚とのやり取りしている最中となると、そんな余裕はとてもない。手元に伝わってくる感触だけで、竿が立っているかそうでないかを判断しているところが、少なからずある。だから、松田は自分のクラブ会員に対して、海を見るな、竿を見ろと教える。今、竿がどれだけ曲がってるかを目で見て確認し、それからどうするかを決めろと、、。

○90度が一番弾力を生かせる

 

竿の弾力が一番生かせれるのは、道糸に対して90度という角度になる。これも、誰でもわかる。

ところが、頭の中では分かっていながら、実際にはそれが行動に表れていない。例えば、合わせた直後に、道糸と竿を90度にしようとしているだろうか。

そう質問すると、ほとんどの人が、そうやっていると答えるに違いない。

だが、それ以前にリールを巻く人の方が圧倒的に多い。本人は竿を立てて合わせたから、もう90度にしているつもりなのだ。実際には40~50度までにしか立ってないのに。

この勘違いの理由は、自分の竿の角度が見えないというのが一つ。

そして、もう一つは、竿が曲がるものであることをアバウトにしかとらえてないところにある。

魚が掛かった状態で竿を立てれば、よほど魚が小さくない限り、またよほど糸フケを出してない限り、穂先の部分は直線になる。したがって、まさかこの部分と道糸を90度にしようとする釣り人はいないだろう。

それならば、竿のどの部分と道糸を90度にしようとしているのだろう。

松田はハッキリ言う。腰の部分だと。竿が描くカーブの最も急な部分だ。

しかし、それは魚の引きの強さによって移動する。だからこそ、自分の目で確認することを怠れない。特に、沖で魚を掛けた直後は、頭上に垂直に竿を立てただけでは90度が保てない。

感覚としては、100~120度に立てるぐらいで、ようやく90度が保てると思っていいだろう。

そして、魚が近づいてきたら、それに応じて竿を寝かせてゆく。常に、腰の部分が道糸と90度を描くように。

○沖の魚は竿を寝かせる

 

原則として、松田は糸を出さない。グレの場合は、ほとんど出すことは無い。

ところが、グレ以外の魚、マダイやヒラマサなどの青物が掛かると出さざるを得ない。

すると、沖に走る。

この時、上を走る魚と下に潜る魚がいる。上を走り回る分にはいくら走られてもいい。だが、下に潜られると困る。シモリがある可能性がある。時間をかける必要があり、さらに魚が下に潜ったとき、松田は竿を寝かせて対応する。

魚には、引っ張られる力とは反対方向へ走ろうとする習性がある。そのため、上へ引っ張ればますます下へ潜ろうとする。それを防ぐには、極力上から引っ張らない様にしなければならない。

それが、竿を寝かせるという形で表れる。

当然、竿を寝かせた状態でも、90度は保持しなくてはならない。上に立てるよりは角度が見やすいものの、今度は障害物に触れる可能性が高くなる。もちろん、竿が岩に当たってはいけないし、道糸が根に触れてもいけない。


ー松田稔のグレ釣りバイブル・釣ってなんぼや! 1997年出版より一部引用ー