· 

松田ウキが再び特許取得しました

皆様明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い致します。

 

さて早速ですが年末に弊社YouTube動画にて公表させて頂きました。

松田ウキの特許取得について。

ご存知の方もおられるかとは思いますが松田ウキ内部構造における

「2段パイプ構造」「V字鉛」

この2つの構造は23年前に松田ウキを発売すると同時に特許を取得した松田ウキ独自の構造です。

簡単に説明します

【2段パイプ構造】

内部のパイプは通常はどこのウキでもストレートパイプが基本です。

パイプの中に糸が通るという中通しウキの基本形。

しかしその場合ウキ止め糸やシモリ玉が頭部で止まる為ウキがフラフラ安定しない状態になります。

そこで松田ウキは内部のパイプを2段構造にしました。上部はシモリ玉が通る内径、下部はシモリ玉が止まる内径です。重心が底部にかかればウキが不安定になることはまずありません。またウキ止め糸を付ければ頭部でウキ止め糸がピタッと止まりシモリ玉は下部で止まる為、固定式の仕掛けに瞬時に変化します。これが一つ目の特許構造「2段パイプ構造」です。

【V字鉛構造】

この鉛形状は他でもない松田ウキにしか無い独自形状。

通常ウキの中には必ず鉛は搭載されています。しかし通常であれば鉛は円柱状または四角柱のような形で入っているのがほとんどかと思います。

しかし松田ウキは逆円錐型形状、ウキの形状に沿った形で鉛が搭載されている為、底重心安定性はもちろん、刺し餌にすべての水圧がかかると刺し餌の流れる方向にウキが傾いたままの状態で維持し続けます。

またこの鉛形状だと魚の喰いが渋い時などはウキ自体がブレずに反応する為、わずかな喰いでも綺麗にウキが表現してくれます。これが2つ目の特許構造「V字鉛構造」です。

そして今回新たに追加された構造がこちら

【簡易タナ止め構造】

これは簡単にウキ止め糸が必ずリング部で止まるという構造ですが以前の松田ウキはこんな感じ。

SICリングと内蔵パイプがピッタリと付いていました。

ウキ止め糸が止まらない=固定仕掛けになりにくい

これをしっかりと固定仕掛けになるように考えたのがSICリング部と内蔵パイプ間に空洞をつくる「簡易タナ止め構造」です。

そうすることによってウキ止め糸がしっかりとSICリング部で止まるので決めたタナでしっかりと固定仕掛けにすることが出来ます。少々張ってもウキ止め糸がすぐに抜ける事はありません。

この特許構造は今現在の松田ウキ2段パイプ採用のウキには全て組み込まれています。

実は特許を取得したのは昨年の9月。今現在の松田ウキは全て特許構造が組み込まれているウキですのでご安心ください。

本当はわざわざ特許取得しなくても良いとも思いました。

しかし、これが松田ウキだという事を今回皆様にお伝えしたい想いもあり申請しました。

そして驚くほどすぐに取得できました。これが松田ウキです。

 

松田ウキとして特許取得してから23年、その当時よりも内蔵鉛はより形状が高精度となり、2段パイプも松田ウキ構造の一部として、そして新たに簡易タナ止め構造を追加し「松田ウキ構造」として再び特許取得しました。まだまだ新しい松田ウキを今現在も開発しております。皆様これからも松田ウキを宜しくお願い致します。

 

【皆様へそれに伴うパッケージ移行の件でお詫び】

新たな特許を取得した松田ウキを現在も出荷しておりますが既存でのパッケージが無くなるまでは以前の特許番号となっております旨ご了承ください。

準備ができ次第新たな特許番号掲載のパッケージへと移行となります。

何卒ご理解くださいませ。