松田ウキとは

松田ウキと聞いてこのウキの存在を知っている釣り人が今どれくらいいるのだろうか。

皆さんは松田ウキというウキを知っていますか。

どんな物でも簡単に作る事ができ、簡単に手に入れる事が出来る今の時代、

その中にある「ウキ」という存在は釣具道具の単なる消耗品にすぎないでしょう。

ましてや趣味の一環で使用するウキならば

安ければ安いほど

皆さんの手には届きやすいのかもしれない。

 

しかし、松田ウキは日本一高いウキでしょう。

 

このウキが製品となり皆さんの手に届くようになってから早16年。 

それでもこうして、今なお松田ウキを愛用してくれる方々がいるという事実は確かであり、

このウキに詰め込まれた全ての性能が全て

バランスよく組み込まれている事にも

しっかりとした自信と誇りを持っています。

こんな高いウキ買えないと思われても

仕方ないかもしれません。

ただ、今の時代、釣りに行き簡単に魚が釣れる時代

では無くなったことは皆さんもご存じなはず。

そんな中で、このウキを高いウキで

終わらせてしまうのか、

それともどれくらいの価値があるのか試してみるかはもちろんあなた次第です。

まさに松田ウキは釣る為の性能が詰まった

「究極のウキ」です。

また松田ウキという存在を知らない人がいるとするならば、それはもちろんでしょう。

このウキを開発して以来、一度もこのウキを我が社が宣伝したことが無かったのですから。

松田ウキ開発者であり会長である松田稔は

「自分が良いと思ったものを使えばいい」としか言わないのです。

 

『全ては釣り人のために』

これが松田稔の心であり松田ウキに対する我が社の心です。

 


松田ウキの性能をご紹介します

松田ウキを知っている方も知らない方も松田ウキとはどのようなウキなのかを簡単にお教えします。

松田ウキがこだわる8つの秘密

①松田ウキが一級品の桐材を使う理由

  

   松田ウキがポコポコ、フラフラせず

  風や波があってもピタッと安定するの

  は、ぴったりと木目の揃った1級品桐材を

  使用しているからです。

  発泡ウキはもちろん海面上ポコポコと

  なりますが木目が整っていないウキも

  潮になじむ速さと安定性は木目が整った

   ウキに比べれば格段の差です。


②松田ウキが塗装を12回も行う理由

 

   松田ウキは塗装をしないほうが性能を

       より発揮します。しかし見えづらいのも

   困りますので最小限の薄さと塗装が剥がれ         ないよう、何度も薄く塗装を入れては             乾燥させ、水ペーパーをかけ、                       また塗装をするという作業を繰り返し、           塗料をしっかりとウキ自体に

   入れ込むような状態にしています。

   この回数は多ければよいというものでは

       なく、各ウキの性能と塗料の特徴を

       最大限に生かせるよう実験を重ね、

       塗装回数を決定しています。

   ですので塗装工程はウキの種類によって

   全て違います。ちなみに松田ウキ最高峰

       といわれる松山に関しては

       塗装工程最高の12回に至っています。 


③松田ウキが内蔵鉛にこだわる理由

 

 いくらウキに低重心をおくために下部に鉛

 を入れてもその鉛の形状によってはウキは

 潮になじむことが困難です。松田ウキは潮に

 なじませる時間を最小限に抑えるため

 特許構造『V字鉛』を考案しました。

 ポコポコせず、底重心をキープし、

 自然にサシエに引かれゆりかご

 のように自然な傾きを表現します。

 安定性はもちろん自信を持っていますが、

 二枚潮、三枚潮の状況でサシエの方向や

 有無までもこの『V字鉛』ならわかります。

 今現在、3種類の『V字鉛』を使用してウキを

  製造しています。

 

 


④松田ウキ特許構造「2段パイプ」開発の理由

 

 今では当たり前のように他社のウキでも

   2段パイプ構造を見かけるように

   なりましたが松田ウキが発祥といっても

 過言ではないこの低支点特許構造

 「2段パイプ」

 簡単に言えばウキを抑えるシモリ玉を

   頭部ではなく底部で受け止めるために

   開発されました。

 これにより遊動時も重心が底部にかかり

   ウキがフラフラブレたりすることは

   まずありません。

 そしてもうひとつ、ウキ止め糸(松田式)を

 V字型に結べば遊動式から固定式に操作が

    可能になり、ウキ止め糸が止まった時点で

    糸がウキのセンターを綺麗に通る形状と

    なるため深ダナでも仕掛けなじみが

  非常に早く、ストレートパイプの

    3倍の速さで「釣る状態」を作ることが

    出来ます。

 今現在2段パイプは2種類を使用しています。

 もちろん松田ウキの代表格「松山」は

    底部4~5㎜の最も低い2段パイプを

    使用しています。


⑤残存浮力0になる理由

  

 松田ウキは表記されているオモリを掛ければ

   0号ウキになるように設定されています。

 なぜ自信を持って残存浮力0といえるのか。

 それは、ひとつひとつ手作業で

   厳格な浮力検査を行っているからです。

 また松山に至っては5-5、6-6など、

   さらに精度の高い浮力設定まで

   実現しています。

 しかし相手は大自然、潮の状況は一定では

   ありません。

 状況によっては微小オモリで調整も必要とは

 なってきますが、

 松田ウキの残存浮力0設定には

 しっかりとした自信を持っています。


⑥松田ウキが「ソロバンヘッド」の理由

 

 松田ウキがなぜこのような形かというと、

   ウキの傾きをより確認しやすいのが

   この形状だからです。

 松田ウキは『サシエを喰わせるためにある』     という理論のもと、エサが先行してうまく

   仕掛けが張れていれば

 ウキのヘッドは大きく見え、逆にウキが

   先行していればウキのヘッドはほぼ

   見えない仕組みになっています

 ウキの傾きで瞬時に海面下の仕掛けの状態を     確認できるというのが、このソロバンヘッド     一番の理由です。また松山、松飛別作に

   採用されている白帯は実際のサイズよりも

   大きく拡張して見える効果があり、

 傾きの視認性が更にアップします。

 松田ウキ発祥のピエルカラーですが、黄色は     曇天など光量の低い時に視認性が良い色

   であり、2つの色味を入れ込むことで

   全天候型の視認性アップが可能に

   なりました。ただ、この2色の配分バランスも

 何度も実験を重ねた結果のバランス配分で

   あり、もし均等に2色を配分した場合、

   黄色の視認性が強くなり

 全天候型での働きは劣ってしまいます。 


⑦SICリングが松田ウキに必要な理由

 

 ウキの頭部にSICリングを搭載すること       で、抜群の糸滑りを実現します。

 また糸に傷をつけることなく、

 SICリングがあるか無いかで、もちろん

   使用感にも釣果にもつながってきます。

 ただ、松田ウキがSICリングにこだわる

 もうひとつの理由は、

 SICリングがウキ止め糸(松田式)を

 確実に止める働きをする為

 潮流が速い釣り場や、竿1~2本の

   深いタナでも、固定仕掛けの「張り」や

 「誘い」が可能になるのです。

 1度抜けると、再度仕掛けをなじませるのが

   困難な状況においても、SICリングが

   あることですぐに仕掛けがなじみ、

   確実に釣果に直結します。 



⑧松田ウキが高い理由

 

 円錐ウキという釣具用品の相場と言えば

 だいたい安ければ200円から高くても

   2500円くらいで

 購入することが出来るかと思います。

 しかし松田ウキはそれを飛び越えています。

 釣り人の為を思うなら安くして欲しいと

   思われる方が多数なのは存じております。

 もちろん今の時代でしたら原材料を替え、

   機械で簡素化し、安いウキを作ろうと思えば     簡単に出来ます。しかし松田ウキは

   ひとつひとつのウキに対し少々の妥協を

   しようとは一切思っていません。

 物があふれる時代、安いものでの代用は

   いくらでも出来ますが、その仕上がりで

   皆様に届けることが釣り人の為を思うと

   いうのならそれは

 少し違っているような気がします。

 全てにおいて品質の良い材料を使用し、

   人の手で作り続けるのは高いウキとして

   売りたい訳ではなく、

 これだと確信した材料で本当に良いものを

   作り、釣り人に喜んでもらいたいという

   松田ウキ職人の古き魂なのです。