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松田ウキの削り

いや~寒くなってきました。

秋磯シーズンが始まると思ってワクワクしている暇もなくちょっと急激に寒く感じますね。

気温の寒暖差が激しいこの頃。

どうか体調崩されませんようお過ごしください。という事で久々に会社のブログをアップです。

タイトルの前にまずはこちら。弊社のYouTube登録者数2000人突破を記念して鬼才のYouTubeライブ配信を先月決行させて頂きました。当日はどうなるかとハラハラでした。沢山の質問に答える予定だったのですが、やはり30分は短すぎました、、。

ほとんどの質問に応えれず。質問を送ってくださった皆様本当にすみませんでした。

YouTubeまたはメールにて届いた質問にはお答えしていきますので少々お待ちください。

あれよあれよという間に登録者数が3000人に近づいてきていますので、それまでにはお答えしていきます!

さて話をタイトルに戻します。松田ウキと言えば松田稔自身が釣りにおいてウキのあり方を充分に発揮させるために素材、形状、構造を考え、生み出したウキです。

出来上がったウキがどういった性能や役割を持っているかはなんとなく理解されている方は多いのではないでしょうか。

ただ、それが仕上がるまでにどういった工程がなされているのか。

という事は知らない方がほとんどだと思います。

例えばこちらは感度重視型モデルの松山匠

このウキが仕上がるのには31回の工程を経て松山匠として完成されます。

木工加工から始まり削り、刷毛塗装、研磨、下地塗装、研磨、カラー塗装、研磨、ヘッド塗装、研磨、カラーヘッド塗装、研磨、SICリング付け、浮力検査、クリア塗装、研磨、ライン書き、号数貼り付け、塗装等々、、、だいぶ大まかに書かせてもらいましたが詳しく数えると全部で31回の工程の後、「松山匠」として皆様の元へ届きます。

そして理解頂きたいのがこれがひとつのウキだけに対する製造工程です。

松田ウキは今現在5シリーズを展開しており、そのシリーズの中に松山ピエルや松山NEXTといった種類のウキが数あります。

一番作業工程が多いのが松田ウキ最高峰と言われる元祖松山ピエルです。全部で32回の工程を経て完成されます。正直、考えるだけで頭が痛くなります。

更には松田ウキの特徴は段打ち号数と言って6-6やBB-3Bといった他社では取り扱わない号数展開もしています。全てにおいて無駄なものは無くし製品としてお届けできるように設定した基準が今のこの製造工程と号数展開。もちろん新製品のウキではそのウキの特性に合った号数のみにて販売していたりもしていますが。

松田ウキと言うのは通常は製品になるようなウキではありません。なぜなら手間がかかりすぎるからです。でも普通の方では作れないウキだからこそ提供する価値があると思っています。

全ては釣り人の為に。

そして驚くなかれ、これが全て人の手によって完成され松田ウキとして世の中に出ています。

弊社が機械を入れないのは、職人の方が速いと自負しているからです。

機械は精密、速い。でも職人の方が経験値による対応力があります。感触や感覚で修繕できる、そして釣り人に対する想い。機械にはありません。

という事で今回は本当に機械より速いのかという所をちょっとお見せしようと思います。

今回は松田ウキでも最も削りが難しい形状の松山匠の削りを公開します。これが松田ウキの職人。

古臭いかもしれませんが完成するまで人の手で繋いでいます。